自己啓発本、料理本はきっかけを売っている
本屋さんに行けば、小説、歴史書、絵本、古典、医学など、
多種多様な本が売っていますよね。
そんな中でも自己啓発本、料理本は多くの棚を占めている事が多い。
というか自己啓発、料理は出版サイクルが早いように感じる。
出版業界事情について詳しく知らないのだが、売れているから
取り扱いが多いのだろう。
しかし、正直それらの内容は、過去に出された書籍とそんなに大きく変わらないと思うのだ。
自己啓発のオチはほとんど同じ(行動をしろが基軸)だし、
専門的でない、一般家庭に向けた料理本が、毎回奇抜なレシピを提供する訳ではないはずだ。
8、9割程度は何度も同じような内容が繰り返されている。
(健康本も沢山あるが、健康本の主張は結構ばらけている印象)
しかし、それでも売れるのだ。
そこから考えられることは、購入者はきっかけを買っているのだと思う。
何かを始める為、自分を変えたいと思うから、もしくはモチベーション維持の為に、自己啓発本や料理本を買うのだ。
本を買うことで、はじめの一歩、更なる一歩を踏み出そうとしている。
だから過去に出版されたものと内容が似ていようと、
古本でなく、新品の本にコストを払いたいのだ。
ちょっとした意思表明である。
人は新しい自分に変わりたいと思うし、前進したい。
その為のモチベ維持は大変であるから、それらの本はそんなきっかけ作りになっていると思う。
その気持ちはよくわかります。
僕は停滞が得意ですから。
ぱぷん。