迫り来る人生の選択。身体的ピークは最初の四分の一で終わることについて
今の80歳と昔の80歳を比べると、今の80歳の方が若く見えると思う。
昔から放映されているアニメのキャラクターの設定年齢は意外に若いが、
今の感覚で見れば、適正な年齢には見えにくく、貫禄があるように見えるのだ。
これからの未来、見た目に関して言えば、80歳でも若い見た目を保つ人は増えると思う。実際、今の50、60代でも綺麗な女性は多い。
しかし、見た目が若いからと言って、人間の細胞は着実に老化していく。
画期的な内側からの若返りの薬が一般化すれば話は変わるが、実用化はまだ先の話だと思う(噂によれば、もうあるにはあるみたいだが)。
年齢の話と言えば、女性では妊娠、出産があるだろう。
いくら見た目が若々しくても、出産に関しては適齢期があるのは事実である。
勿論、男性の精子の質も、年齢が上がるほど低下していくという事実もある。
けど、日本では晩婚化が進んでいる。
テレビやネットの中の有名人には独身の人が多い。
特にちょっと前までの男性アイドルの未婚率は高かった。
多分、そんな影響もちょっとはあると思う。
そして、金銭問題も勿論あると思うが、価値観での影響も大きいはずである。
未婚率の上昇、このご時世は独身も多いのだが、
歳を取った時には、結婚に拘らなくともパートナーはいた方がいいとは思う。
今の日本では約六人に一人が独居老人という記事を見た。
色んな諸事情があるにせよ(独居と言えど、その過程までに色んな形がある)、
なかなかの数字である。
勿論、独居でも毎日楽しく生活されている方も多いだろうけど。
いつまでも見た目が若い、気分が若いからといって、今ベターな選択を逃す事は
あり得るのだ。
そんな選択の選び損は、自分もした事がある。
ところで、僕はアラサーである。
25歳辺りから、身体の変化が起こると言われていて、なんとなく覚悟はしていたが、
確かに年齢がその辺りになると、体力面とか、肌の艶などが変わった実感があった。
それを目の当たりにした時、ショックを受けた。
人生100年時代?
なのに身体的なピークは四分の一で過ぎ、あとはなだらかに下がっていく事に
一種の絶望を感じたのだ。
40代で老眼になる人もいる。まだ人生の半分もいっていない。
読書が好きな僕としては、これもまた嫌な気分にさせられそうである。
老眼という名前を変えて欲しいぐらいだ。
まぁとにかく、人生は身体的なピークを過ぎてからの方が長いのだ。
だからこそ、そこから楽しめる何かを増やすべきだと思っている。
死に向かって、身体の衰えを目の当たりにしていくのは、楽しくはないからだ。
このブログでも、なるべく面白い話を書こうとは思っている。
どうせ読むなら、そっちの方がいいからだ。
いい音楽、いい絵画、いい本、いい映画などに触れ、
素敵な景色に出会い、美味しい食べ物を食べて、
仲良く人と過ごす。勿論ゲームもする。
人生には楽しみが多い方がいいのだ。
人生の節目が若干ぼやけている現代でも、迫り来る選択があり、割と真剣に向き合う必要もあると思うのである。
自分本位も大切だが、生物として身体にはリミットがあるのだ。
まぁ、のんびり、気楽に生きたいものですけどね。へむ。