少年ジャンプが少年マガジンに発行部数で負ける日が来るのか?アニメ向きの漫画を量産すればあり得るかも?
*漫画にそこまで詳しくない素人の考えである。
少年漫画雑誌と言えば、週刊少年ジャンプだと思う人は多いと思うし、知名度で言えば日本一だと思う。
しかし、右肩下がりの発行部数、最近のジャンプの連載作品を見る限り、昔に比べて勢いがなくなったかのようにも思える。
連載作品も2019,2020年の連載開始ものが半分以上を占めているから、そのように感じるのかもしれない。
少し煽ったタイトルにしたが、正直ジャンプがマガジンに抜かれることは、コアなファン数を考えるとなかなか難しいようにも思える。
2020年のデータを見るとまだ倍以上の開きがある。
四半期で見ると、 ジャンプは150万部あたりで、マガジンは50~55万部あたりだった。
(調べるともっと詳しく載ってます)
ジャンプは未だにワンピースが看板作品であるが休載が多く、ハンターハンターも長く休載しており、去年大ブームを起こした鬼滅の刃は終わってしまった。
他にも色々と人気作品が立て続けに終わったみたいだ。
だが、今は呪術廻戦が人気を博している。
今のジャンプは誰が見ても昔とは違う構造になっているのは間違いないと思う。
近年の時代の傾向により、長期連載より短いサイクルでヒットを飛ばす方が時代に合っているように思え、その戦法を取っているのではないかと考える。
ワンピースはあと5年以内に終わると、2019年に作者の尾田さんが公言していた。
だから、今からあと4年ぐらいだろうか?(休載が多いから)
となると、ワンピースが終わった後のジャンプを考えると、さらにマガジンとの差が縮むような気がしてくるのだ。
それはジャンプの部数が落ちる可能性という意味でだ。
とは言え、発行部数が落ちたのはジャンプだけではなく、どの雑誌も落ちている。
一方、少年マガジンの今の連載作品を見てみると、近年始まった作品がジャンプ同様に多いが、新人よりベテランの作品も多くあるように思え、そこに経験値の差が出てきそうでもあり、読み手としては安心感があるのではないかと思う。
そもそも、今の子たちは実物の漫画に触れる機会は昔より少ないはずである。
本屋さんは減少し、コンビニでは立ち読み防止のために紐が巻かれ、漫画に触れる機会が減った。
習慣的にジャンプを買う層は、今の若者ではそんなに多くないはずだ。
その代わりに、スマホで漫画を読む層が増え、 漫画よりアニメの影響がかなり大きな時代になったと思う(動画の時代だから)。
漫画の絵が下手でも話が面白ければ、アニメーションで大きくカバーできる利点もある。
入りがアニメからの人が増えている。
そうなると出版社の垣根がシームレスになり、ジャンプというブランド力の強味が少し薄まる気がするのだ。
なので、昔でいうところの鋼の錬金術師みたいに発行部数が少ない雑誌からヒット作が生まれやすい状況なのではないか?と思う。
今から20年後ぐらいになると、ジャンプよりマガジンの方が売れている可能性がなくもないと思うのだ。 アニメとどんどんタッグを組めばいける気がする(それでも難しいと思うが)。
漫画業界は、アニメ映えする作品を作っていくのがキーなのかもしれない。
そして、これからは中国、韓国発の漫画も侮れないはずである。
未来の漫画業界の競争は過酷である。
と素人は思う。
けどジャンプの輝きをまた見てみたい気持ちもあるよね。