無趣味~情熱はどこへいった?
趣味はなんですか?
と聞かれたら、なんと答えるでしょうか?。
誰もが生きている中で何度も聞かれた質問だと思う。
しかし、その普遍的な質問の割には、世の中に無趣味の人は結構いるのだ。
僕の身の回りの人でも、趣味を持っている人より、無趣味の人の方が多い。
その人達の意見で、好きな事はあるけど、趣味というほどでもない、仕事の一環みたいで趣味という感覚ではない。と謙遜を交えた言い方をする人も多い。
確かに趣味である!と言える線引きの難しさはあると思う。
だって、明らかに自分より没頭している人がいるからだ。
世の中には多種多様なもので溢れている。様々なエンタメがある。
なのに、どうして自分は無趣味なのだろうか?と悩む人もいるのだ。
何かにハマれないのはなぜ?
自分でも理解できない自分がいる。
だが、それは特殊ではなくて、割と普通の事だと思うのだ。
と、そんな事を書いておいてなんですが、
自分は割と多趣味気味な人間であります。
気味だと書いたのは、先程書いた通り、何かに熱中するオタクさんほどではないので、微妙なラインなのだが一般的よりかはちょっと、という感じです。
だが!(展開が多いのぉ~)
年齢からの問題なのか、内側から湧き上がる情熱が少しづつ小さくなっているのが自分でもわかるのです。
(何かにハマる回数、夢中になる時間が明らかに減っている!!!)
大人になると漫画を読まなくなると言われていた10代の頃、
嘘だ~!と思っていましたが、言われた通りに漫画を読む回数は目に見えて減りました。
だから、次第に無趣味の人の気持ちもよくわかるようになってきているのです。
最近、新しい何かにハマった記憶がない。常にどこか俯瞰的な視点になっています。
・映画に対する興味の減退 ↓
「趣味?」
「まぁ、映画観賞かな?」
と10人いたら4人は言うセリフ。
僕も映画観賞は趣味の一つでもあります。
だけど、去年観た映画本数は20本程度です。
趣味に映画好きを上げるには、ガチな映画ファンから嫌われそうな本数です。
しかし、弁解致しますと、
年間最高映画観賞数は約650本で、その年以外にも年間500本以上の映画を数年間通して観るほどの映画好きでした(勿論、上には上がいますし、本数が正義ではないとわかっています)。
ストリーミングサービスが一般化する前では、中規模のTSUTAYAのレンタルコーナーの棚(洋画)はほぼ観た事あるぞ!状態でした(すみません、アクション映画、ホラー映画抜きです)。
なのに、去年は20本程度です。
何が起きたのか?
例えば、あなたの大好物がナポリタンだとする。
しかし、何年も毎日二食、朝昼ナポリタンを食べてたら、飽きますよね(晩抜きにしても)。
そうすると臨界点を超えるです。
多分、自分はそれに陥ったのです。
そのようにして、映画への情熱は小さくなったのです。
これは割と悲しいのです。
近年、世間的に有名になった映画を観たとしても、
今よりも若い頃、名作と呼ばれる映画をラッシュ観していた時に得た感動を超える映画に出逢う事がなかなかないのです。
(去年大ブームになった鬼滅の刃、確かに物語にスピード感があって、面白さも理解できますが、内容はこれまでに色んな漫画、アニメで何度も見てきたような話であり、最初からマンネリ感を感じていました)。
人生100年時代?
だとしたら、情熱を失うには早すぎるかもしれません。
何かに情熱を注ぎたい、没頭したい。あの頃の気持ちを取り戻したい!という淡い期待はあります。
だから、今まで手を出したことのないジャンルでもいい、体験的に何かをやってみようではないか!と若干息巻いております。
情熱の火は完全には取り戻せないかもしれませんが、
若さを失っていくだけでは嫌なんです。ちゃんと何かを得ていきたい,
そんな気持ちがあるのです。
まぁ、凄い向上心がある訳ではないのですが、
心の火に薪をくべたいのです。
晩飯はナポリタンにしようかな?